美術(一点透視図法)
当校では、思春期の子育てについて頭を抱える親御さんの相談を受けることが多いです。
例えば、
「子供が何を考えているかわからない」
「何を言っても反抗的な態度ばかり」
「言うことを全く聞いてくれない」
など、「子どもとのコミュニケーション」について悩んでいる方が大半です。
より話を聞いてみると、このような相談の原因にはある共通点があるなと感じています。
それは「幼児期からの子育て」がそのような親子関係を作っていることです。
幼児期の子育ての失敗の結果、、
「親から過剰に干渉されて育てられた子ども」
「親の勝手や都合ばかりを優先させられて、自分の要求を後回しにされてきた子ども」
このような子どもたちは、思春期・青年期になると突然親のいうことを聞いてくれなくなります。
なぜなら、親子の信頼関係が出来上がっていないからです。
つまり、信頼関係のないまま親から干渉されればされるほど、子どもはより反抗的になり、
次第に不登校やひきこもり・非行などの子どもの問題行動につながっていくのです。
まずは信頼関係の回復から!
ここで一旦考えてみてください。
「これはあなたのためなの」と言って、無理やり勉強をさせていませんか?
「ママ今忙しいの」と言ってスマホを渡したり、「お外で遊んできな」と独りにさせてませんか?
当たり前かもしれませんが、そのような積み重ねが次第に信頼関係を壊していきます。
親だから信頼してくれて当然と過信していてはいけません。子どもも「一人の人間」なのです。
まずは「信頼関係の修復」からトライしてみてください。
信頼して初めて子どもは親の話に耳を傾けるようになるのです。