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「しつけが悪い」と言われ続けた親御さんへ

「しつけが悪い」と言われ続けた親御さんへ

家庭内暴力の相談をしていると、
親御さんがぽつりと、こう話されることがあります。

結局、私の育て方が悪かったんですよね

学校、親戚、支援機関、時には医療の場でも、
遠回しに、あるいははっきりと
しつけの問題では?
と言われてきた方も少なくありません。

その言葉は、親御さんの心に長く残り続けます

 

一番苦しんでいるのは、責任を引き受け続けてきた親

家庭内暴力が起きている家庭では、
多くの場合、親御さんが最後まで責任を引き受け続けています。

  • 叱り方が悪かったのでは
  • 甘やかしすぎたのでは
  • もっと早く気づくべきだったのでは

そうやって自分を責め続け、
それでも「親だから」と踏ん張ってきた。


それは「しつけができていない親」の姿ではありません。

むしろ、誰よりも子どもに向き合ってきた親の姿です。

 

 

発達障害の特性は、しつけで消えるものではない

発達障害のある子どもは、

  • 感情のコントロールが難しい
  • 予定外の出来事に弱い
  • 言葉より行動が先に出てしまう

といった特性を持つことがあります。

これらは、
厳しくすれば治るものでも、
優しくすれば消えるものでもありません。


「しつけ」という言葉でまとめてしまうと、

親は無限に努力を求められ、
子どもは常に否定される構造になります。

 

家庭内で起きるからこそ、誤解されやすい

家庭内暴力は、外から見えにくい問題です。

学校では問題がない
外では大人しい
他人には礼儀正しい

そうした姿があるほど、
家庭で何かあるのでは?」と、
親だけが原因のように見られてしまいます。

しかし実際には、


外で必死に我慢している分、家庭で限界を迎えている

というケースも少なくありません。

 

「親が変われば解決する」という考えの落とし穴

支援の場でよく言われる言葉に、
親が変われば子どもも変わる
というものがあります。

もちろん、親の関わりが影響することはあります。

しかし、家庭内暴力が起きている状況で、
この言葉だけが強調されると、


親は静かに、深く追い詰められていきます。

すでに限界まで頑張っている親に、
もっと変われ」と言い続けることは、
回復につながらない場合も多いのです。

必要なのは「親を責めない支援」

家庭内暴力と発達障害が重なるケースで、
本当に必要なのは、

  • 親を評価しない
  • 正解を押し付けない
  • 一度、家庭の外に視点を移す

こうした支援です。


親が安心して力を抜ける環境

ができて、
初めて子どもも落ち着く余地が生まれます。

 

自分を責め続けている親御さんへ

もし今、
自分のせいだ
もっとちゃんとできたはずだ
と苦しんでいるなら、


それはあなたが無責任だからではありません。

それだけ、子どもを大切に思ってきた証拠です。

同じような状況で、
もう一人では抱えられない」と相談に来られるご家庭は、
実際に多くあります。


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