今回は社会科見学で『航空自衛隊 静浜基地』の見学に行ってきました!
静浜基地とは
パイロットのひな鳥たちを訓練するまさに原点となる基地です。

滑走路は1500メートルと、練習機の滑走路としては充分な距離ですが戦闘機にはその倍の滑走路が必要だそうです。
私達の目にはとても広くて大きな基地に感じましたが全国で1番小さな基地という事で、冒頭でお伝えした通り基本的にはパイロット育成の場として1944年から運用されているそうです。最初に概要についてお話いただきましたが、その他にも自衛隊の方の定年退職年齢や訓練機の驚くべき値段等、興味深いお話を聞く事ができました。
「これいくらだと思う?」とクイズ形式で戦闘機の値段当てで、最初の寮生が「1000万?」と答えると「まだまだ」と言われ「2億?」や「50億?」など次々と皆予想をしましたが正解はなんと100億でした。
訓練機でも一機5億はするんだとか‥!驚きですね。
戦闘機名の最初に入るF◯◯のFの意味は「ファイター」のFなんだと聞くと「じゃあTはなんですか?」と質問する寮生もいました。
ちなみにTは「トレーニング」のTでした!
そしてお昼ご飯は、普段航空自衛隊の皆さんが食べている食事を実際に体験しました。

水曜日はカレーの日!と言う事で、カレーやサラダをいただきました。
ご飯は自分でよそってあとは食堂形式でしたが、寮生はまるで漫画に出てくるようなごはん大盛りにしていて、案内してくれた隊員の方は好きなだけ沢山食べてください!と言ってくださいましたが、本当に沢山食べていました(笑)
しかし後ろを振り返ると隊員の皆さんの多くが山盛りご飯で、やはりとても体力を使う仕事なのだと感じました。

午後は今実際に使われている訓練機のコックピットの見学や歴代の訓練機、航空燃料タンクについて教わりました。
航空機に使われる燃料はなんだと思いますか?
寮生達は「ガソリン」や「灯油」「軽油」と意見を出していましたが、あとひとつがなかなか出て来ず。そんな中、ある寮生が「重油…?」と言うとそれが正解で、なかなかわかる子居ないんだよと担当の隊員さんもとても褒めてくだいました。
近年、航空自衛隊の志願者が減ってきているそうです。
もっと志願者を増やすべく、生活環境の改善や給与の見直し等、様々な取り組みを行っているそうです。
大きな基地では基地内に大手チェーンの居酒屋が併設されている場所もあるのだとか。
自衛隊と聞くとかなり厳しいイメージがありますが、30年近く勤めている隊員さんが言うには昔と比べて本当に環境がよくなったそう。
怖い上司や厳しい規律…
今じゃパワハラで訴えられてしまいますからね!と笑って仰っていました。
そうは言っても、パイロットを一人前に育てるには5年の月日となんと5億から7億の費用がかかるそうです。
そんな話を聞いて寮生は驚きの連続でした。